茶葉名:大禹嶺 高山烏龍茶
産 地:南投縣仁愛郷栄興村
焙煎程度:生茶
品 種:青心烏龍
海 抜:2,780m
産出日:2024/12/5
茶 師:林淑媛
香り ■ ■ ■ ■ □
コク ■ ■ ■ ■ □
甘味 ■ ■ ■ □ □
酸味 ■ □ □ □ □
苦味 ■ □ □ □ □
のど越しがふくよかな味わいを通り越し、のどに残る焼けたような刺激は強烈な回甘であると気づかされます。
高山茶の王者たる「馥」(ふく: ゆたかな香り)は突出し茶酔いで眩暈がします。
目を瞑りたくなるような静寂さに埋没してしてしまいます。
テースティング中に感じたのは、思考の中に答えがないこと。
まるで安らいだ瞑想状態に浸ってしまう愉しいお茶です。
最高峰の海抜地帯で出会ったこのお茶から感じたこと、それは「深海」への誘いでした。
本来の大禹嶺は、交通名称として105K(公里) と呼ばれる2100〜2560m地帯で茶師・林聡明さんによって栽培されていました。
しかし、2015年11月に大禹嶺の105K(公里) 地帯は儀容政府の都合によって閉鎖されます。
そのため、現在は頂上部より海抜の低い、103K (公里)と呼ばれる 海抜1800〜1900m地帯で栽培されているものが新しい「大禹嶺」という名前を冠する「高山烏龍茶」の定義となっております。